PLC ラダープログラムの設計のコツ フローチャート は絶対書く 

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PLC ラダープログラム設計のコツ フローチャートは絶対書く

 

こんにちは。猿吉です。

今回は、PLCのラダープログラミングを行う上で必要なフローチャートの重要性を紹介していきます。

最初に結論を言うと、どんな規模のプログラムでもフローチャートは絶対に必要です。

なぜなら、完成度の高いフローチャートがある事でプログラムに起こすのが物凄く楽になるからです。

それでは、フローチャートの重要性を以下に書いていきます。

 

フローチャートを書く事で頭が整理できる

フローチャートを書く事で、頭の中の考えが整理できます。

例を挙げて考えてみます。

1 スマホのアラームが鳴る

2 スマホのアラームを止める

3 立ち上がる

4 洗面所に移動

5 顔を洗う

6 朝食を食べる

7 着替える

8 歯を磨く

9 靴を履く

10 会社へ出勤

と動作の流れがあるとします。

それをフローチャートに起こすとこうなります。

フローチャート例

これだけ書くか書かないかでもプログラミングのしやすさは変わってくると思います。

動作の流れがわかっていないとそもそもプログラミングはできません。

意識するだけでも設計スキルは向上します。

フローチャートに動作する条件を追加する事で更に動作の流れが明確になる

先ほど作ったフローチャートはあくまで動作の流れなので、条件などの肉付けが必要です。

例えば、スマホのアラームが鳴るためには、アラームの時刻になるとかその動作の起点になるものが存在するはずです。

そういうフローチャートにすることで設計の質が高くなると思います。

フローチャート例 詳細

これが更に詳しく書いたフローチャート です。

動作する前には必ず条件があるはずです。それをフローチャートの中に組み込んでいく事が重要です。

ラダーでプログラミングをする際もこの条件に当たる部分を開始条件とする事で書きやすくなると思います。

フローチャートを更に肉付けすることで設計資料になる

最後にデバイスを割り付けていきましょう。これをやるかやらないかで明らかに設計の質が変わってきます。

フローチャート例肉付け

一部ですが、デバイスを割り付けてみました。

ここまですると、もう文句なしのフローチャートと言えると思います。

デバイスまで割り付けることのメリットとしては、

このフローチャートを見てそのままプログラミングできるということです。

そして、ミスが少なくなったりデバイスの割付まで綺麗に整理する事ができます。

ただ、装置の仕様が追加されたりで動作フローが増える可能性はあります。

まとめ

いかがでしょうか。

フローチャート の重要性をまとめると

  • フローチャートを書く事で頭が整理できる
  • フローチャートに動作する条件を追加する事で更に動作の流れが明確になる
  • フローチャートを更に肉付けすることで設計資料になる

フローチャートを作成する事でラダープログラミング容易になります。

いきなり、何もない状態から作ることははっきり言ってリスクしかありません。

時間が無く、頭の中の考えだけで作る人もいると思いますが、正直それでも作ることはできます。

作ることはできますが、バグを作らない回路を作る為には、設計を重要視しましょう。

その為のフローチャート だと思ってください。

シーケンス制御をPLCでプログラミングする際はぜひフローチャートをなるべく書いて欲しいと思います。

 

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